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りまぴん取扱説明書
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Nekomataya/2010

りまぴん取扱説明書05 - 入力操作リファレンス


目次

入力操作リファレンス


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入力できるデータ

「りまぴん」のタイムシートに入力できるデータには「ほぼ」制限がありません。 タイムシートの内容が「テキスト」データでさえあれば、ほとんどそのまま書き写して記録することができます。

「りまぴん」のタイムシート本体部分は、一般的なタブ区切りテキストとして保存されます。

フィールド区切り
ホリゾンタルタブ (0x08)
レコード区切り
改行(0x0d/0x0a)

となります。

それぞれのデータエントリには、ホリゾンタルタブ(0x08)と改行コード(0x0a)以外のほぼすべての文字を使用することができます。

入力の方式によっては、いくつかの文字が操作のために予約されていてその文字をタイムシートのセルに入力できない場合があります。それらの文字を使用したいばあい、入力方式を変更してためしてみてください。

もし、いずれのモードでも入力できない場合は、テキストエディタをつかって「XPSファイル」を直接変更することによって入力可能です。ただし、ご使用の文字コードによっては他の作業者とデータの互換性に問題がでる場合があります。十分ご注意ください。

共同作業でタイムシート(XPSファイル)を共有する場合は、作業者間で文字コードや使用する(または使用しない)文字などの統一をとるようにおすすめします。

現在、文字コードを特定しない方向でプログラムを作成しています。ご了承ください。

それぞれのデータは、以下のような区分で解釈されます。

セル記述

動画番号

「数値のみ」または「セル画の番号」と思われるエントリーは、「動画番号である」として処理します。

 ()<>[]が有効です。

数字は、いったん  半角に変換  括弧をはずる  冒頭のゼロを捨てる という処理をしてから評価されます。

ご注意
「丸付き数字」は受け付けません。
 ①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳

 上の行は丸付き数字ですが、そのように見えないブラウザもたくさんあると思います。

「丸付き数字」はなにかと互換性が低いので、現在は 書き違い・読み違いを防ぐため数字として扱っていません。そのため常に「そのほかの記述」として扱われます。ご注意ください。

原画位置の指示やリピート位置指示等の強調表示には「丸付き数字」でなく「数字に括弧を付けて」使用してください。

ラベルつき動画番号

 動画番号には、タイムラインラベルをつけることができます。  タイムラインラベルはタイムラインにつけられた「名前」です。  通常は重ね順で下から順番にA B C D …となります。  タイムラインラベルは自由に変更が可能です。  ラベルを動画番号に添える場合、タイムラインラベルと厳密に一致している必要が有ります。  ラベルと番号の間には、下のいずれかの文字を使用できます。

文字
(なにもなし)A(1) B2 C003 …
ハイフン(マイナス)A-(1) B-2 C-003 …
アンダースコアA_(1) B_2 C_003 …

連結文字としてスペース(空白)は使用できません。

手作業で打ち込む場合は、数字だけの入力が早くて良いでしょう。スクリプトなどでファイル名とシートの記述を一致させたい場合などに使用できます。

セル(動画)名

マップファイルに登録されたセル(動画)の名前を書き込むことができます。

マップファイは、実際のファイルと動画番号の関連付けをするファイルです。

りまぴんは、マップファイルが登録されていない場合でもシート編集・キー変換が可能です。タイムシートにマップファイルを登録するといろいろな拡張機能が使えるようになります。

カラセル記号

カラセルをあらわす文字列。 あらかじめ予約されたカラセル指定文字の場合、そのコマはカラセルとして処理されます。

このアプリケーションでは、以下の文字をカラセルとして認識します。

文字
X x X x全角/半角 大文字/小文字(エックス)
0 0全角/半角 数字の(ゼロ)を単独で
× 〆全角で(バツ)(シメ)

テンキー入力の場合は、数字のゼロがキーボードの手を置き替えないですむので良いでしょう。

撮影記述

撮影記述は現在設計段階です。まだ実装されていません。2005/07/05

フレーム

フレームのサイズと位置、角度などを所定の書式で書き込むことができます。

フレーム名

マップファイルに登録したフレーム記述に名前をつけて、その名前を書き込むことができます。

キーワード

撮影指定キーワードを書き込むことができます。

シート解釈中にキーワードに出会うと、りまぴんはキーワードを可能な限り撮影処理に置き換えるようにつとめます。

現在キーワードを募集中です。興味のある方は以下のページをご覧ください。

http://www.nekomataya.info/nekojyarashi/wiki.cgi?AnimCompositionMethod

上のいずれにもあたらない文字

上記のいずれの指定にもあてはまらない文字列をコメントとしてタイムシートに記述することができます。 コメントは、変換処理の際に無視されます。

入力操作リファレンス

タイムシート、ツールパネル にはそれぞれキー入力を受け取る入力ボックスがあります。 アプリケーション全体ではなく、入力ボックスでキー入力を受け付けています。 りまぴん独自のキー操作が可能なのは、いずれかの入力ボックスにフォーカスが有るときのみです。

このとき通常のキー入力は、シートセルに対する入力になります。 セル番号や、コメントなどをシートセルに入力することができます。 また、すでに入力してある内容を変更できます。 入力にはHTMLのフォーム部品をそのままつかっているので、それぞれのシステムの編集機能が使用できます。 OSによるコピー・ペーストや入力のやり直しなどが可能です。

以前と違ってJavascriptを前提にUIを書き直したことにより、いろいろとベンリな操作ができるようになりました。

入力モード

「りまぴん」の入力には、タイムシート上のセルに値を直接入力する「ノーマルモード」と「ラピッドモード」があります。

ノーマルモード

ヘッドラインの入力ボックス、またはツールパネルの入力ボックスに対して入力を行います。 このモードでは、マクロ入力を使用することが可能です。

入力中はシートセルの表示が同期して変更されるのでシートセルに直接入力している様な感覚で操作が可能です。

シートセルに対して「.,-+/()」等のマクロに使用する予約文字を入力する場合は入力編集中に[Enter]以外のキーで入力を確定してください。 [Enter]を押すとマクロコマンドとして解釈されます。

このモードからラピッドモードへ移行することが出来ます。

ラピッドモード

ラピッドモードは、ユーザ設定が可能なショートカットモードです。

ノーマルモード入力中に、あらかじめ設定ファイルに登録しておいたキーを2連打することで、ラピッド入力モードへ移行します。

ラピッドモード中は、設定ファイルできめられたキーと[ENTER],[BS]およびカーソルキーだけが有効になります。

各キーは、機能ショートカットと関連付けられた機能を呼び出します。

有効なキー以外のキーを押すとラピッドモードから抜けます。

ラピッドモード中にシートセルをクリックして直接モードへ移行することが出来ます。

ラピッドモードに設定できる機能には、以下の機能があります。

関連付けられたキーは、初期状態で以下の様に設定されています。

キー機能
+incrSpin
-decrSpin
/nop
*loop
.back
iincr
ddecr
aspinAdd
sspinSub
kpgUp
jpgDn
mfwd
nng
ook
yredo
zundo
hhome
eend
pparen
bbrac

設定ファイルを編集することで、好きなキーに機能を割りつけることが可能です。

実用設定を行う場合は、設定ファイルの中のサンプル記述を参考に設定するキーの数を少なめに設定した方が、動作が軽快になります。

基本キー操作

	キー操作の効果は、「編集中」(入力中)と「移動中」で若干異なります。

[Pageup]/[Pagedown]
前後に1秒づつ移動します。余白が1秒に満たない場合は移動しません。
編集中は、確定してから移動します。 選択範囲は維持されます。

[Home]/[End]
シートの 頭/終わり へ移動します。
編集中は、確定してから移動します。 選択範囲は破棄されます。

[Enter]/[SHIFT]+[Enter]
スピンまたは逆方向へスピンします。
編集中は、現在編集中の内容を確定して、次のスピン位置へ移動します。 選択範囲は維持されます。

カーソルキー
上下左右1コマづつ移動します。
編集中は、上下の移動がブロックされて、 左右の移動がシステム動作(編集領域内での移動)となります。
	[↓](カーソルの下)
	[↑](カーソルの上)
入力を確定して、セルを一コマ分、前または後へ移動します。 選択範囲は維持されます。
	[→](カーソルの右)
	[←](カーソルの左)
キー入力中は、システムの動作に従います。 通常は、編集内容の中でカーソルが右左に移動します。 セル移動中は、右または左の列へ移動します。 選択範囲は維持されます。
	[Shift]+[↓](カーソルの下)
	[Shift]+[↑](カーソルの上)
入力位置を変えずに、選択範囲を下または上に伸縮します。 スピンボックスの脇のチェックボックスがチェックされている場合、下方向に選択した高さがスピン量に設定されます。チェックされていない場合は、選択範囲を伸縮するだけの動作になります。
	[Shift]+[→](カーソルの右)
	[Shift]+[←](カーソルの左)
キー入力中は、システムの動作に従います。 通常は、編集内容の中で選択範囲を右左に伸縮します。 セル移動中は、右または左の方向に選択範囲を伸縮します。

[Ctlr]+[A]
現在アクティブなタイムラインのすべてのコマを選択状態にします。
	
[Ctlr]+[C]
選択状態のフレームをバッファに複写します。

[Ctlr]+[X]
選択状態のフレームの内容をバッファに複写してから、選択したフレームを消去します。

[Ctlr]+[V]
バッファの内容を現在アクティブ名フレーム位置からシートに貼付けます。
選択範囲が有る場合は、選択範囲の中だけに貼付けをします。

[Ctlr]+[Z]
入力操作をやり直します。
作業開始時点まで戻ることができます。

[Ctlr]+[Y]
やり直し操作を取り消します。
最後に入力したところまで戻ることができます。

[ESC]
現在の編集内容を破棄(編集前に戻)して、入力状態を抜けます。
入力ボックスが消えて、直接モードから間接モードへ移行します。 編集位置は変わりません。 選択範囲が有る場合は、選択範囲を解除します。

そのほかのキー入力は、ほぼブラウザの通常の動作をします。 たとえば

[TAB]
システム(ブラウザ)の次の入力エレメントに移動します。
シート上の移動はできません。

などのように動作します。

入力ボックスにフォーカスがない場合、シートはキー入力を受け付けません。 そのときでもマウスによる移動・入力・編集操作は可能です。再びシートセルに入力フォーカスを与えるには、入力したいセルをマウスでクリックしてください。

マウスの操作

シートのタイムラインラベル(台詞.A.B.C…等)を [左クリック]
ラベルのあるブロックのクリックしたタイムラインへ移動します。
標準状態では、半ページ単位の移動になります。

シート上の入力可能なセルを [左クリック]
クリックしたセルに移動します。
シートセルが既にアクティブな場合は、セルにフォーカスが入って直接入力モードへ移行します。 キーボードから入力できます。このとき、既存の選択範囲は解除されます。 フォーカスの入ったセルを再度クリックするとフォーカスがはずれて間接入力モードへ移行します。

ボックス内部でのマウスの操作は、システムに準じます。

現在のセル以外を [Shift]+[左クリック]
現在のセルから、クリックしたセルまでの範囲を選択範囲にします。
選択範囲は、コマンドによるコピー・カット・ペーストの対象範囲になります。

スピンボックスの脇の”Spin”チェックボックスが選択されている場合、一列だけの選択範囲を作るとその高さがスピン量に割り当てられます。RETAS! 風の入力が可能ですが、データの設計が違うので完全に同じにはなりません。

シート上の入力可能なセルを [Ctrl]+[左クリック]
選択範囲を維持したままクリックしたセルに移動します。

現在のセルから [左クリック・ドラグ]
選択範囲を伸縮できます。
一列だけの選択範囲を作ると、選択した高さがスピン量に割り当てられます。 現在のセルに入力ボックスがある場合、入力ボックスをクリックするとドラグできません。 入力ボックスの脇の隙間からドラグしてください。

スピン量は、従来通りに「スピンボックス」でも指定できます。 現在のバージョンでは、マウスやキーボードの選択操作でも指定できるようになりました。

選択範囲の設定はスピンを変更しますが、選択範囲の解除はスピン量を変更しません。

選択範囲の選択操作をスピン量変更にリンクさせたくない場合は、スピンボックス脇のチェックボックスのチェックを外してください。

シートメモ欄の入力

作業上の申し送りをする為にタイムシートにメモ欄が設けてあります。 メモ欄は、ドキュメントパネルを開くか、または メモ欄の[memo:]リンクをクリックすると編集することができます。

メモは通常のテキストです。申し送り事項を書き込んでください。

メモ編集パネルを開いた時は、メモ欄に単語を追加するパネルが同時に使用できます。 よく使う単語を設定ファイルで登録できますので、ご利用ください。


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