気晴らしに東京に遊びにきて、
多摩丘陵を歩いて楽しんでみよう〜♪
などとノンキに構えていたのだったが...
関東の丘陵地はぷらっと徒歩で回れるほど狭くはなかった。
予定の半分も消化しないうちに陽が傾き、心残りなまま、
多摩センターから聖蹟桜ヶ丘ゆきのバスに乗った。

その時、バスの窓から見た風景が忘れられない。
いや、見ていたのは風景じゃなく情景? 心をゆさぶるもののほう...
で、ソレは窓の向こうの景色の中で笑っていた。

...と...そんな瞬間は2007年のことで、
それから約2年後、わたしは結婚して東京に引越してきた。

けっきょく落ち着くところは
さいしょにピンと来たところだったりする。
3年まえに行き着くことができなかった場所に、
きょうはいってみた。

わたしを呼んだのは ココ ですか?
すぐそばに 桜の木 があった。
来年の春には、ここで...
花見をしたいですね...

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付記:稲荷塚古墳は全国でも珍しい 八角墳 だとか。
だれが眠っていたのでしょうね?
盗掘されてしまった今となってはわかりません。

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新宿や豊洲も魅惑的でしたが、多摩丘陵が東京での「終の住処」となる予感です。これからの暮らし(とくに老い先のこと)や経済事情その他を鑑みると、妥当な選択っぽい。旦那は自営だし(スタジオその他各方面に遠くなってゴメン)、わたしの勤め先は近場にある支店へ移動できるので辞めなくていいのが魅力。

そゆわけで、ブログ更新はしばらくありません。
ぷらぷらするキモチがすっかり薄くなってシマッタ

隅田川神社

はやぶさ の地球帰還直前、
ふと思い立って 隅田川神社 にいってきた
ここに祀られている鳥之石楠船神は別名「天鳥船」
宇宙機のカミサマとして相応しい

訪れてみると、12・13日は 例大祭 ということで、
お祭りの準備がされていた
「はやぶさ君の帰還」と「神社のお祭り」が
重なる偶然がみょうに嬉しい

由緒不明の古いお社の
ウラ参道は土手と高速道路で 行き止まり
オモテからのソレは団地の中を 突き抜けて いる
その様子は都市開発の荒波の激しさを感じさせるが、
ヒトの「想い」が残すカタチも強くそこに...

石碑 や...
狛犬ならぬコマ亀 うん や...
路地風景 や...

そして、それらの上に、
あたらしく積み上げられてゆく景色
TOKYO SKY TREE
別角度からの 眺め

、デシタ

旺盛に伸びてゆく 青葉のころ
むんっ、とした濃い空気の中に何かが潜み、
ピタっ、とそばに張りついているような、
しめり気過剰の日本のみどり...。

人間が思う以上に植物の生命力は獰猛だ。
草食系とか...。ヤワなイメージ操作に騙されてはいけない。
動物が死にたえても、植物は確実に残る。
気力が枯れて、しょんぼりしたときは、
木に触れると元気がでる。
お返しに、わたしが死んだら、
亡骸を植物の栄養にしてもらいたいと思うけど、
いまの法律ではそれはできない。

なんか、おかしくない?

他の命を食べているのに、
相応のお返しをしないのはなぜ?
昨今の「伝染病」騒動は
もらうばかりで返さない、人間につきつけられた
地球からの請求書かも...

よっぽど飢えない限り、わたしは大きめの、
温かい血を持つ動物は殺して食べない。
食べなければ、家畜を大量に飼う必要はない。
植物から得られる栄養で、ほとんどまかなえるなら、
それで十分だと思う。けど、そうじゃない人も
いっぱいいるのですね...

郷土の森博物館にもどって...

おすすめの場所はここ蔵の中
古い家の匂いをかぐと、
なつかしいスイッチが入る
電球 が照らすように、
子供の意識にきゅっと帰る

この日観たプラネタリウム番組は これこれ

どちらも、「子供の心」を思い出す物語
「ほんとうに大切なこと」を思い出すはなし

新宿 2010年GW

美術館や図書館などの
天井の高い空間 にいるのはとても落ち着く。
こういう場所にときどき来られるなら、
住居は四畳半でも構わない。
というか、日々暮らすのは狭い部屋のほうがヨイ

休日の新宿は 歩行者天国
「日常とは違う空気」がここにもある。
夏の気配が漂う 黄昏どきに、
あてどなくぶらぶらするのが好き
が森に隠れて安心するように、
人ごみにまぎれて安心する。

1年後か、数年後か...。わからないけど、
今度住むならココ、新宿に決めている。

JAXAi(丸の内)

ディスカバリー号帰還の生中継をみるため、
吉祥寺から中央線で東京駅へ

駅からオアゾへ向かう地下通路

官庁と大企業が集まった丸の内には、
写真でいえばこんな感じの、独特のムードがある。
スーツ率、異様に高し。

通路の壁面にJAXAの展示を発見。
いつのまに?...そっか、ここに来るのは
姉さんと寿司食べたとき以来だから半年ぶり?
いや、もっと前だったかもしれない。
あのときは確か、なかったよね?
調べてみたら、こういう経緯だった

見応えのある展示なので、
道行く人が足を止め、じいーっと熱心に
見入っている。問答無用で惹きつけられてしまう魅力を、
宇宙からの画像は持ってるようだ

地下から、オアゾ1階へ

そこは吹き抜けの大きな空間
数年前に母とここでお茶したときに交わした会話を思い出す。

「人間はこういう大きな閉鎖空間(ドーム都市)に閉じこもって、地球環境にストレスを与えることなく暮らせばいいんだよ。で、ドームの外はてつかずの荘厳な自然。野菜や肉も工場生産できる時代だし。それでいいじゃん。」

母は宇宙人でも見るような目つきでわたしを見た。
彼女は人間が大地(地球)から切り離されて生きてゆけるわけない、
という固い信念を持っている。

火星にゆける船があるなら、
片道切符でいいから乗ってもいいなあ〜
と思うきょうこのごろ...

閑話休題

JAXAの情報センターはオアゾの2階にある
何度も来ているのに、気づかなかったのはなぜ?
関心がソコ(宇宙)になかったから? あったなら、
確実に視覚はソレをとらえていたと思う。

JAXA i にはH2Aロケットのメインエンジン(本物)が展示されている。
人とくらべるとこれくらいの大きさ。コンパクトだが、すみずみにまで
熱く通ったメカニック魂がにじみ出ていて、渋い

日本のロケット開発史に胸を熱くしたい方は↓こちらがお薦め
JAXA 「日本の宇宙開発の歴史」
ダイジェストムービー

シャトル帰還予定時間までまだかなり時間があった。
時間をつぶすべく丸善へGO!

ここへ来ると、つい、本を買ってしまう。これでもかー!、
という品揃えに乗せられてウッカリ、こんな本を買ってしまった

モノ増やしたくないのに...(笑

なにはともあれ、きょうはシャトルだ
日本人宇宙飛行士を乗せた最後のシャトル君の地球帰還だ。
順調なら昨日着陸のはずが、天候が悪くて1日延びた。
それが理由。ここへこうして来たことの。

見守り現場の様子は当初はこんな感じ
1回延びて、90分後の着陸になったその時点ではこんな具合に

よかったね...無事、還ってこられて...

シャトルのミッションはあと2回
しばらくはロシア頼みになるが、NASAの次世代有人ロケットの開発も進んでいる
しかし、いずこも予算的にかなり厳しいもよう


《おまけのつぶやき》 近頃のお天気、ヘンじゃないですか? 

気候変動の原因が何にせよ、気温や降水量が大きく狂えば地球の生態系はトンでもないことになる。地球上で繁栄した生物種の絶滅は過去に何度もあった。だからいずれ人類も...と思っている

数年、地球規模でまともに食料ができなかったら人類はおわり。そういうときのために、閉鎖環境下における長期滞在技術、あたらしい食料確保の方法(主食の米や小麦、肉や野菜の工場生産とか)、エネルギー関連の技術革新(日本は原発を14基あらたに設置するらしいけどもっと他に良いシステムはないの?)、他惑星(今のところ火星)への移住などを真面目に検討しておくのが...いいかもしれない...たぶん

《愚痴》 この日は昼間に3D映画(2時間弱)みて、気分が悪くなった。目のピントがあいにくく、写真もへろへろ...。長時間の3D視聴は目と脳にダメージきます。要注意です。

JAXA(調布)見学

JAXA調布航空宇宙センターの一般公開にゆく。

相模原から出張展示中?
はやぶさコーナー

係のOさんは、
はやぶさが放出するカプセルを「中華鍋」といってた(笑
そんなお茶目な解説がおもしろくて、
ずっとその場に張り付いていたかったけど、
他のお客さんの邪魔になってしまうので、
はやぶさコーナーを離脱

他の展示物を足早に(3時間でコンプリートは無理、足りない...)
みてまわったですが、JAXAの「本気」がよーくわかりました

巨大な空気タンク

ここから宇宙

ESPRターボエンジン

スパコン棟

カンバン、あれやこれや

三菱の国産ジェット旅客機の風洞実験現場は撮影禁止

さて、人気沸騰中の中華鍋パパ...じゃなく、「はやぶさ君」ですが、
彼の地球帰還の様子をネットで中継できるかも?、
という噂を小耳にはさみました。
実現するといいですね

プロジェクトマネージャ 川口淳一郎氏の応援メッセージ
「はやぶさ」、そうまでして君は。

科学の最前線で奮起する研究者の
ロマンティシズムは本気のカッコよさ!

あ、そうそう
面白いものをとある風洞実験室でみつけた
欧米の研究施設にはこういうのはないだろな(微笑)
でも、こういうのはあるかもしれない

豊洲

電車の乗り継ぎに失敗
ギリギリに映画館に駆け込む。
コーヒーが買えなくて悲しかったけど、
映画はおもしろかった、とても

映画のあと、周辺を歩く。
人影はまばら...。立ち並ぶ高層マンション増殖中)...
ぽーん、と突き抜けたひろい空と水...
コンクリの岸壁にさくらの花びら が打ち寄せられているのを見て、
ああ、たしかに春なんだ...と思うのだが、あまりに春らしくない寒さ...
アイスランドの火山が噴火し、ヨーロッパの空は灰で覆いつくされている。
今年の夏は...ちゃんと来るのだろうか?
食べるものがなくなったら?...餓死...?
欲望うすい「さとり世代」も、さすがに餓死は嫌だろうか?

ふっ、と目を上げると、水の上に東京の街があった

「ニートたちのエデン」に豊洲はぴったりだ

「埋立て地」に神社仏閣はないが、 意味ありげなモニュメントが随所にある

モニュ1 モニュ2  モニュ3  モニュ4

帰りは船で隅田川を遡った。

船の中からみた月島あたり

わたしが老人になったら、
「埋立て地」に住みたい

六本木

TOHOシネマズで「弟9地区」を観る

好きも嫌いも主観にすぎないよーヘラヘラ、という映画だった
こういう感覚は苦手じゃない。
エンターテイメントは人間の感情をもてあそんでナンボ
いい仕事(商魂)してます

森タワー東京タワー

帰りは赤坂まで歩く。
途中、氷川さまに寄る。
境内は緑が多くてとても静か...

ユーモラスな狛犬りりしいおキツネさま

赤坂から千代田線で下北沢までゆき、
井の頭線に乗り換えて(駅直結だった)、吉祥寺へ
サンロードのSEIYUで買い物して、てくてく歩いてウチまで帰る。

総計10キロは歩いたかなぁ...?
東京暮らしは足がイノチだね

東京の中心はドコ?

それは都庁とか、東京駅とか、皇居とか...。

人によって真ん中だと'思う場所は違っているけど、
わたしが決めた真ん中は ココ地図

ここにした理由は この場所
緯度で示せばどちらも同じ「35度40分42秒」

桜田門の橋の上 も同じ緯度だ。

この場所で150年まえ、大老 井伊直弼が水戸浪士らに殺害され、元号が安政から万延になった。庚申の年には政治的変革がおこる、といわれており、それを防ぐために2年続けて改元が行われ、万延は文久へ、文久は元治へ...と立て続けに元号が変わった。

憲政記念館 はかつて、井伊家の藩邸 があった場所である。そばには江戸の名水と云われた井戸(桜の井)があり、錦絵にも描かれて いる。いまは こんなふうに なっているけれど...、掘り割りの風情には 江戸のころの面影 がまだ残っている。

桜田門から西へゆくと、国会議事堂 がある。この界隈は日本の「国政の中心」。
で、その中に同居する、ふるきもの もまたナニカの中心なのだとおもう。

力石?

御神輿の蔵と神紋(丸に二重葵

おもいつくままに

ぷらっと出かけた記録日記です