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Nekomataya/2024

レイアウト用紙とフレーム 1



レイアウト用紙とは・・ レイアウト用紙 御存知のとおりの、これです.

アニメーションの制作現場では、作業の標準化のために基準となる「フレーム」 を設定します。 これは一般的には、 作画フレーム、撮影フレーム、スタンダードフレーム・・等々 それぞれの時と場所で色々の呼び方をされますが、 ここでは単に「フレーム」という名前で呼ぶことにします。 この「フレーム」をタップ穴のついた作画用紙に印刷したものを 「レイアウト用紙」と呼び、主に原画作業前のレイアウト作業時に使用します。 基準となる「フレーム」は、幅が約24cmで、高さは制作する媒体によって変化 するのが普通です。 35mmムービー なら 約 17.5 cm ビスタフレームの映画なら 約 13.5 cm ----- 撮影媒体の画面縦横比率で変える 従来、アニメーションといえばフィルムで作成するものだったので、縦横の 比率は各制作会社ともフィルムの縦横比に合わせて 16:22 (またはその近辺) でした。(タップ穴とフレームの距離は、各社まちまちです) 現在は、コンピュータ制作でフィルムを仲介しないでビデオに変換する事が多いので テレビの規格に合わせて 3:4 の縦横比のレイアウト用紙も見かける様になりました。 レイアウト用紙は、単に基準フレームを印刷しただけの大変シンプルなものも ありますが、普通は、ページ上部の図の様に、 ●安全フレームと呼ばれる少し内側の線 ●画面中心を示す十字のライン(小さな十字マークの場合も多い) ●カットナンバーを書き込む欄 ●カットの時間を書き込む欄 ●制作会社のロゴ 等の 補助情報を印刷してあるのが普通です。 上の図にはありませんが、テレビ向けの制作を主体にしている会社のレイアウト用紙 には、 ●テレビフレーム(テレビ放映のフレーム率は低い) ●タイトル安全フレーム 等が、印刷してあるものもあります。 また、大判用紙の作画や、カメラワークの指定の為にスタンダードフレームの寸法を 「100 フレーム」として 「160 フレームで作画」や 「40 フレームから 120 フレームのトラックバック」 等と作業指示の単位として使用します。 100フレームは常に幅が 24 cmというわけではなく、各社・各作品毎にそれぞれ定めた 標準寸法を100フレームと呼び習わす習慣です。・・が、一般的な作画用紙および セルの寸法の為各社とも24cm前後になるのが普通です。 (というより劇場作品以外では、スタンダードが24 cmでない作品をやった事が 無い・・・噂ではサザエさんの作画用紙は小さいらしい。 ・・・見たことないけど) この単位は、日本のアニメーション業界の習慣の様で、他の国のアニメーション業界と 互換はありません。アメリカでは、フレームの幅を直接インチで表して 「12インチフレーム」とか「10インチ」フレームとか呼ぶらしいです。 (未確認・・かつてアメリカ向けの「合作アニメ」なる仕事もしましたが、 そのときは作画 - 撮影 等はすべて日本式でした。) この呼び方だと、24cm 幅のフレームは、インチに換算して 9.4488インチで 9.5インチフレームとして扱う事ができますね。 この話は、次のページへ続く

実物大フレームが欲しい方は、こちらへどうぞ。
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